少年野球の目的は、子供たちが野球を通して技術的、体力的、精神的に成長する事が目的ではないでしょうか?。
仲間との協力やリーダーシップなどの価値観を覚え、健康的な生活習慣を育む手段となります。でも、過度な指導により、適切なバランスを欠いてしまうと、子供たちの心と身体に悪影響を及ぼします。
まず、指導者、保護者は何を目指すべきなのかを明確にしましょう。
4つのやりすぎと子供への影響
長時間の練習
過度の練習時間を課すことで、子供たちの身体に負担をかけることにつながります。まだまだ成長段階の子供たちは十分な休息と睡眠が必要ですので、夜遅くまでの練習は避けるようにしましょう。
過度な練習量
過度な練習量は怪我のリスクを高めます。場合によっては疲労骨折をする可能性もありますので、子供たちに無理な負荷をかけないでください。
厳しい指導
過度な厳しい指導は、子供たちにストレスをかけるだけではなく、自己肯定感を低下させます。指導という言葉を建前にやっていることはイジメ、もしくはパワハラまがいの指導者もいますので、子供たちの心を深く傷つけない様に気を付ける義務があります!
勝利至上主義
勝つことが全ての勝利至上主義の環境の中では、選手の楽しみや成長が二の次になる可能性があります。
勝利至上主義の環境だと、子供たちの成長にどのような悪影響があるのかを考えてみましょう。
身体的な影響:
過度な練習は、子供たちの身体に悪影響を及ぼす可能性があります。成長期においては十分な栄養と十分な休息が必要です。小学生の骨や筋肉は未発達です。無理に負荷をかけすぎれば成長障害や怪我のリスクが高くなります。
精神的な影響:
厳しい指導や勝利至上主義の環境だと、子供たちが常にプレッシャーを感じる状況で、プレイをしなければなりません。そうすると心と身体にストレスが蓄積される可能性があります。その結果、自信の低下につながり、いつも不安をかかえてしまいます。
監督・コーチがやりすぎ指導を防ぐためにできること
子供の成長が最優先:
子供たちの成長と楽しみを最優先に考えましょう。勝利は大切ですが、勝利至上主義に固執しないでください。勝利がすべてではありません。監督やコーチのための野球じゃありません。主役はあくまでも選手たちなんです。
子供たちの体力と精神面を考慮する:
子供たちによって個別の能力を理解し、子供一人一人で限界を見極め、その子供に合ったトレーニングと指導をしてください。子供たちが怪我せず、心の充実が最優先です!!
指導方法の見直し:
子供たちの技術の習熟度に応じて指導方法と目標を調整してください。大変かもしれませんが、子供たちの成長に合った練習プログラムを考えてあげましょう。
保護者がやりすぎ指導を防ぐためにできること
監督やコーチへの声掛け: 保護者は監督やコーチがやりすぎていると思ったら、積極的に声を上げましょう。子供たちに適切な指導環境を提供するべきです。だからといってタダ言うだけではダメです。監督やコーチが行き届いた指導が出来るように、お茶当番やケガした子供たちの世話は積極的にお手伝いをしましょう。
また、子供がストレスを感じているなと思ったら、子供たちの話しを聞き、子供たちの気持ちを十分に理解した上で、適切なアドバイスとサポートをしてあげましょう。
まとめ
少年野球は子供たちの心と体の成長に非常にプラスの影響を与えてくれます。逆に指導が、やりすぎてしまうと子供たちには肉体的、また精神的にマイナスになる可能性があることを理解してください。監督、コーチ、そして保護者は共に協力し合って、子供たちが楽しみ、成長できるようにサポートしてあげましょう!!
コメント