バッティングで体重が後ろに残る原因と改善方法を徹底解説!

長打が打てるバッティングフォーム. 指導

こんにちは。この記事を読みに来ていただいた方は、バッティング動作をする時において、体重をしっかり前足に乗せたいのに乗らなくて悩んでいる方が見て頂いてるのかなと思います。

大前提として、バッティングの理論に正解は無いと思いますので、体重を後ろに残して打ちたい人もいると思います。

なので、この記事に書いてあることだけが正解とは限らないと思いますが、僕としては体重が後ろに残ったままでバッティングをすると下半身の力が半減してしまうと感じています。

体重移動をうまく行わず体重が後ろに残ってしまうと、スイングに力が乗らず、バッティングで長打を打てなくなると考えています。
事実、最近のプロ野球選手で長打を打つ選手の多くは体重移動をしっかり行っています。

バッティングにおいて、体重移動は非常に重要な要素ですので、しっかり体重移動をスムーズに行って、軸足から前足に体重を移動することで、スイングにスピードが生まれ力強いバッティングが出来ると感じています。

そこで、今回の記事では、バッティングで体重が後ろに残る原因と改善方法について解説します。

体重移動がバッティングに与える影響

体重移動は長打を打つためにかなり大事な要素です。体重移動がバッティングに与える影響は以下の事が挙げられます。

スイングスピードUP

体重移動をスムーズに行うことでスイングにスピードが生まれます。スイングが速くなることで、振り遅れが減ります。またバットに力が乗るので打球の飛距離がアップします。

強い打球が打てるようになる。

スイングスピードが上がることに合わせて、体重がしっかり打球に乗ることで強い打球が打てるようになります。また、体重移動をしっかり行うことで打球速度が上がるので安打の数が増えます。

バッターの軸足のイメージ画

体重が後ろに残る原因と対策

チームの指導者に後ろに体重を残せと言われた経験は無いでしょうか?体重を後ろに残して打つメリットもあるので、一概にどちらが正解とは言えないのかなと思います。

ですが、今この記事を見ているあなたは、バッティングの時に体重が後ろに残る事を直したいとお考えかと思いますので体重が後ろに残る原因と対策を下記に示します。

軸足の踏み込み不足

よく体重が後ろに残る選手にありがちなことですが、軸足を踏み込まずにその場で回転してしまいがちです。体重を後ろに残したくない選手の軸足の使い方は、回転をイメージするよりもしっかり着地足方向に踏み込むことが大事になってきます。
(下の図1を参照)

並進運動の力の方向

ミートポイントの位置が後ろ過ぎる

球を最後まで見極めたい人に多いのが、ボールを引き付け過ぎてミートポイントが遅すぎる、もしくはタイミングを取るのが遅すぎるので、バットの振り出しが遅くミートポイントがキャッチャーよりになっているために軸足が踏み込めない。
(下の図2を参照)

バッティングミートポイント比較

上のバッターの水色の丸のポイントで打つ意識だと、しっかり軸足を踏み込み体重移動できるが、黄色の丸の位置だと詰まった位置なので軸足が踏み込めません。

下半身の力を使わず腕だけでバットを振っている

バッティングは体全部を使って、バットから球に力を伝えるものですが、やはりバットを振るという行為を、腕の力だけで振るものだと思ってしまっている

 

体重移動のコツが閃いたイメージ画

体重を後ろに残るのを防ぐコツ

皆さんはバッティングとは回転運動をして打つものだという認識だと思います。
ですが、体重移動の際に意識してほしいのは回転運動ではなく並進運動なのです。
上記の図1の矢印の様に体重を移動させるのが並進運動であり、軸足で回転するのはあくまでも回転運動です。

もちろんバッティングの際に下半身も回転するのですが、体重移動で意識してほしいのは並進運動です。最近のプロ野球の強打者の軸足(後ろの足)に注目して欲しいのですが、みんな軸足から体重が抜けるくらい重心を移動させています。

変化球を打つために球をギリギリまで見極めたいとか、相手のピッチャーの球速が速いからなど、様々な理由で打ち方を変える場合もありますが、長打を打ちたいのであればしっかり体重移動をして下さい。

ただ、体重移動を意識しすぎるあまりに、体が突っ込むのはダメなので、体が突っ込まない程度に体重移動をしてください。

体が突っ込む事について知りたい方は、また後日に記事を書きますのでそちらを参照してください。

 

まとめ

軸足をしっかり踏み込み、回転ではなく並進運動で体重を移動する
ミートポイントを前足寄りにする
下半身をしっかり使ってバットを振る

上記の点を抑えながら、下半身の使い方としては軸足でしっかり踏み込み、前足に体重を並進運動を意識して移動させてください。

あとがき

息子の体重移動の練習

うちの息子のある日の体重移動を意識したバッティング練習の写真です。

もともと軸足に体重が残る癖がありました。
メジャーリーグの大谷選手に憧れて、大谷選手のバッティング時の打ち終わりのフォームだけを真似してしまっていた為に、体重移動ができていなかったようです。

なので大谷選手のバッティングの動画をスロー再生して、軸足だけを見るようにさせて体重移動の重要性を説明したところ、本人も納得してくれたようです。

最近ではしっかり体重移動を意識してバッティングしてくれてます。
よろしければ、みなさんも動画のスロー再生など見てみてください。

では、今日も怪我無く練習頑張ってください!!

オトさん

小学生の野球少年を持つ父親です。息子と二人三脚で息子のバッティングのスキルアップを日々追い求めています。
今ではクリーンナップを打たせてもらっています。

少しでも皆さんのお役に立てる記事が書けるように心がけています。
良ければ読者登録して頂ければうれしいです!

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