少年野球では父親の協力があると、指導者たちが子供たちの指導にしっかり時間を取ることができるので、父親の参加はすごく有難いことだと思います。
ですが、少年野球の父親の不参加で問題が起きることがあります。父親が練習や試合に参加しないことで、子どもたちのモチベーションが下がったり、チーム内で不平不満がでることがあります。
今回の記事では、少年野球で父親が不参加になる理由と、父親に参加を促すための対策を考えたいと思います。
少年野球で父親が不参加の理由
少年野球の父親の不参加の理由として以下のような事が考えられます。
- 仕事がある。
- 仕事の影響で疲れていて休みたい。
- 人付き合いが苦手などが考えられます。
1つ目の理由として仕事がある。
仕事がある場合は仕方がないですよね。仕事があるから生活できるわけですから。
仕事しなきゃ給料もらえないし、子供の野球の道具も買えないですよね。
仕事の場合は仕方がないとして、他の場合はどうでしょうか。
2つ目の理由として平日の仕事に影響が無いように体を休めたい人がいるということ。
仕事の影響で疲れている場合は、次のような事が考えられます。
平日は朝早くから夜遅くまで仕事に追われ、休日も仕事の電話がかかってきたりで、完全に休むことが難しい人もいるでしょう。そのために、休日の少年野球の練習や試合に参加する余裕がない父親がいます。
だから、長時間労働をしている父親は、少年野球の活動に参加する余裕がない場合が多いのかなと思います。
仕事で疲れて休日に子どもの練習や試合に参加するとなると、いつ体を休められるのか?
残業の多い会社員や自営業者の方々は、平日の睡眠時間も十分に取れてなくて、休日はゆっくり休養をとりたいのが本音なのかなと思います。
3つ目に人付き合いが苦手な人がいること。
新たな人付き合いに対して抵抗を感じている父親も少なくありません。唯一の休みの日まで気を使って、心が休まらないと思っているお父さんも一定数います。
ある父親の話では「野球未経験で野球の事がわからないから、他の父親にこき使われるのが嫌だった」と言っていました。
人付き合いが苦手で、野球知識のない父親にとって、他の父親から動かされることは、心情的にも良くはないでしょうね。
このように、仕事や人付き合いの理由が、父親の不参加の大きな要因となっています。
父親の不参加で子どもに与える影響
父親の不参加で、子どものモチベーション低下や野球の上達のスピードが遅くなる可能性があります。
多くの子どもにとっては、父親は憧れの存在です。なのに父親が野球を応援してくれないと子供はどう感じるでしょうか?
子どもは劣等感を抱きがちになってしまいます。父親に自分のかっこいい姿を見せたくて野球を頑張っている場合、父親の不参加は間違いなくモチベーションの低下になります。
特に低学年の子どもほど父親の存在感が大きく、父親が不参加となると、その影響は計り知れません。
また、父親が普段の練習を見ていないと、自分の子供は何が得意で、何が苦手なのか知らないので、自宅で苦手なプレーの反復練習が出来ません。
なので野球技術の向上が著しく遅くなってしまうでしょう。
父親には、守備の構え方や打撃フォームの修正など課題をしっかり把握してもらってサポートしてあげてほしいと思います
ウチの息子もそうですが、もともと補欠だったのですが、僕がチーム練習に参加するようになってから見る見るうちに上達して、今では先発ピッチャーにまでなりました。
父親のサポートがあれば上手くなるのが早いですが、父親のサポートがないと、子どもは自然と上手くなるのが遅れてしまうものなんです。
このように、父親の不参加は子どもの野球に少なからぬ悪影響を及ぼしているといえるでしょう。
父親の不参加を減らすための方法
父親の不参加を減らすには、負担を軽減することが一番だと思います。できれば父親同士で交流を作ってみんなで協力しあってチーム練習に参加できたらと思います。
父親同士の交流には、家族参加可能なBBQをしたりお食事会などのイベントを企画してみたりするのが良いと思います。
気軽に談笑できる場を設けることで、人付き合いへの障壁が低くなります。
また、LINEを使った父親限定のSNSグループを作るのも一案です。日頃の悩みを気軽に相談できる関係が構築できれば、練習への参加意欲も高まるでしょう。
このように、父親の状況に合わせた負担軽減と、父親同士のつながりを強化することが、不参加解消の有効な方策といえるかと思います。
また仕事で疲れている方は半日だけの参加でもいいと思います。
ボール拾いなどの雑用であれば父親だけでなく、母親も参加する。
母親が代行できる役割があれば代わりにやってあげてもいいでしょう。
まとめ
少年野球の父親が練習や試合に不参加となると、子どもの成長に大きなマイナスと言えます。父親の多忙な仕事と人付き合いへの抵抗感が、不参加の主な原因です。
この問題を放置すると、子どもが野球に対して興味が無くなり野球離れが進み、少年野球人口の減少にもつながるかもしれません。父親の立場に立った負担軽減と、父親同士の交流および結束が求められるといえます。
子どもたちにとって、父親は憧れの存在です。父親の応援はかけがえのない支えです。父親が積極的に野球に参加することで、子どもたちはモチベーションが上がり、もっと野球が好きになるかもしれません。そうなることで少年野球が更なる発展をするのではないでしょうか。
最後に本音を言うと、休みの日ぐらい子供の世話してやろうぜ!あっと言う間に大人になってしまうんだから、今ぐらいがんばろうぜ!って思ったりもしますw
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