少年野球のダメな指導者を見抜く!親が知っておくべきこと!

怒鳴る指導者と発狂する子供 悩み

少年野球は子供たちが野球を楽しみながら成長できる場です。ですが、中には子供たちを傷つけるような指導をするダメな指導者も存在します。

本記事では少年野球のダメな指導者の特徴や、ダメな指導者を見抜く方法、ダメな指導者への対処法について実例を交えて解説したいと思います。

少年野球のダメな指導者の特徴

少年野球の一番の意義として、子供たちが野球の楽しさを覚えることだと思います。ですが、指導者の中には選手の心を深く傷つけ、場合によっては野球嫌いな少年を作ってしまうような指導者がいます。

ここでは、ダメな指導者の特徴を詳しく解説します。

1. 子供たちを尊重せず、怒鳴ったり暴力を振るったりする

  • 練習や試合でミスをした子供に対して、大声で怒鳴ったり暴言を吐く。
  • 暴力的な態度で子供たちを威嚇したり、体罰を与える。
  • 子供たちの意見を聞かず、一方的に自分の考えを押し付ける。

2. 子供たちの個性や能力を理解せず、一方的な指導をする

  • 個々の能力や成長段階に合わせた指導をしない。
  • 子供たちの得意なプレーを活かすのではなく、自分の理想とする型に当てはめようとする。
  • 子供たちの自主性を尊重せず、常に指示を与えて指示通りに動かせようとする。

3. 子供たちの失敗を責め、自信を失わせるような言葉をかける

  • ミスをした子供を人格否定するような言葉で責め、自信を失わせる。
  • 失敗を恐れずに挑戦することを阻害するような発言をする。
  • 子供たちの努力を認めず、結果ばかりを重視する。

4. チームの雰囲気が悪く子供たちが楽しく野球をしていない

  • 練習や試合中に、子供たちが萎縮して元気がない。
  • チーム内でいじめや仲間外れなどの問題が起こっている。

これらの特徴に加え、以下のような点にも注意が必要です。

  • 指導者が、常に威圧的な態度で接する。
  • 金銭管理がずさんである。
  • 野球の知識や技術が不足している。

パワハラ監督

少年野球のダメな指導者の影響

子供たちへの悪影響

ダメな指導者による指導は、子供たちの成長に悪影響を及ぼします。

  • 子供たちが野球を嫌いになってしまう。
  • 自信を失い、自己肯定感が低下する。
  • 集団生活への適応が困難になる。
  • 心身にストレスを感じ、体調を崩す。

子供のSOSのサイン

もし、子供の様子に以下のような変化が見られた場合は、ダメな指導者の影響を受けている可能性があります。

  • 練習や試合に行きたがらなくなる。
  • 野球に対して無気力になる。
  • 眠れない、食欲不振などの体調不良を訴える。
  • 攻撃的になったり、内向的になったりする。

このような場合は、早めに他の保護者やチーム関係者に相談し、適切な対処法を検討する必要があります。

ダメな指導者の事例

  • 守備でエラーをした子供に「お前は使えない!」と怒鳴り、ベンチに下げる。
  • バッティングで凡退した子供を、「何やってんだ!」と突き飛ばす。
  • 打撃練習で、バッティングフォームを細かく修正し、子供たちの個性を消してしまう。
  • ミスをした子供を責め立てる。
  • 否定的な言葉で子供たちのモチベーションを下げる。
  • 子供たちの努力を認めず、結果ばかりを重視する。
  • 送球ミスをした子供に、「お前は本当にダメだ」と責める。
  • 試合に負けた後、「お前たちのせいで負けたんだ」と子供たちを叱りつける。
  • 子供たちが野球を嫌いになり、辞めてしまう。
  • 指導者が常に怒鳴っているため、チーム全体がピリピリしている。
  • 上手な選手ばかりを優遇し、下手な選手を冷遇する。

筆者の周りで起きた実例

何件か似たような実例があるのですが、その中の2つ程、お伝えしようと思います。

監督からパワハラを受けたK君

試合でミスをしてしまい、「大事な試合をお前のせいで負けた!」と罵声を浴びせられ、スタメンはおろかベンチにすら入れてもらえなくなりました。

その後、ずっと監督から毎回同じ事を言われ続けて精神的に追い込まれました。

自宅に帰っても監督の事が頭から離れず発狂したり、夜中に急に大泣きするようになり、退団することとなってしまった。

この子は、いつもずっと壁当てをしたり、素振りをしたりと練習熱心で野球がすごく好きな子でした。

ですが、監督のパワハラのせいで退団まで追い込まれてしまいました。

監督のせいでイップスになったS君

S君は投げる球が速く、高学年になったらエースになる逸材の選手でした。

ある日の守備練習で悪送球をしてしまい、やはり監督からの怒号が飛びました。

しまいには、「お前なんて野球辞めてしまえ!」とまでいう始末。

毎回のように言われ続けたS君は、いつのまにか送球するのが恐くなってしまい、イップスになってしまいました。

S君も最終的には退団することとなってしまいました。

 

ただ純粋に野球が好きな子供たちを精神的に追い込むのは、人としてどう思いますか?

そういった方を指導者と呼べるでしょうか?

はっきり言って、大人が子供に対してイジメをしているとしか思えません。

自分がそうやって野球を学んできたのかもしれませんが、子供が少年野球のチームを退団するということは、人ひとりの人生を狂わせているという自覚はあるのでしょうか?

それからしばらくして、この選手たちは、やはり野球が大好きなので他のチームを探して自分に合ったチームを探して移籍しました。

今では生き生きと野球をしているようなので、本当に良かったと思います。

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イジメをする指導者

まとめ

少年野球のダメな指導者は、子供たちの成長を阻害する存在です。親は、子供たちが安心して野球を楽しめるよう、ダメな指導者の特徴を知っておき、見抜くための知識を身につけておく必要があります。

もし、ダメな指導者を見つけた場合は、一人で抱え込まず、周囲に相談し、適切な対処法を検討しましょう。

補足

ダメな指導者を見抜くための具体的な方法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 練習や試合の雰囲気が、子供たちが楽しそうにやっているかどうか。
  • 指導者が子供たち一人ひとりに目を配り、個性や能力を伸ばそうとしているかどうか。
  • 指導者が子供たちの失敗を責めるのではなく、成長の糧として捉えているかどうか。

また、ダメな指導者を見抜くためには、他の保護者やチーム関係者との連携も重要です。複数の保護者が同じ指導者に対して不信感を持っている場合は、より強い力を発揮することができます。

 

万が一あなたのお子さんの少年野球のチームで指導者による暴力があるのなら、迷わずこちらに相談してください。

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スポーツにおける暴力行為等相談窓口(子ども用) - 暴力根絶に向けた取り組み - JSPO

本記事が、少年野球の指導者選びに役立てば幸いです。

以上、ご参考になれば幸いです。

もし、他にご不明な点やご要望がございましたら、お気軽におっしゃってください。

オトさん

小学生の野球少年を持つ父親です。息子と二人三脚で息子のバッティングのスキルアップを日々追い求めています。
今ではクリーンナップを打たせてもらっています。

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